スマホのVPNをオフにするとどうなる?ざっくり結論

「スマホのVPN、いつもオンにしろって言われるけど、オフにしたら何が変わるの?」
そんなモヤモヤがあってググってきた人が多いはずです。

ざっくり言うと、VPNをオフにすると:

  • 通信は速くなりやすいけど、
  • 通信内容や行動が見られやすくなり、
  • 位置情報も元の回線ベース(日本の自宅など)に戻る
    というトレードオフが起きます。

この記事では、スマホのVPNをオフにしたときに「具体的に」何が起きるのかを、

  • セキュリティ(盗み見・ハッキングリスク)
  • プライバシー(追跡・広告・位置情報)
  • 通信速度・ゲーム・動画
  • バッテリー・スマホの負荷
  • 銀行アプリやショッピング時の注意点

といった実用目線で、できるだけ分かりやすく整理していきます。

最後に、**「外では必ずオン、自宅はこう使い分け」**という現実的なおすすめ設定もまとめるので、
読み終わる頃には「自分はいつVPNをオン/オフにすべきか」がはっきりするはずです。


まず整理:スマホVPNをオフにする=“素の回線に戻る”ということ

難しく考えず、イメージとしてはこんな感じです。

  • VPNオン

    • データ:暗号化されたトンネルを通ってVPNサーバーへ → そこからインターネットへ
    • 見えているIP:VPNサーバーのIP(日本/海外など)
    • 通信経路を間に入っても中身は読みにくい
  • VPNオフ

    • データ:キャリア(docomo/au/SoftBank/楽天)や自宅Wi‑Fiから直接インターネットへ
    • 見えているIP:あなたの回線のIP(おおよそ地域まで特定可能)
    • 暗号化されていない部分は、途中で見ようと思えば見える

つまりオフ=素のLTE/5G/Wi‑Fiに直結です。
VPN自体は悪いものではなく、ただの“安全なトンネル”なので、オン・オフで何か違法になることはありません。


スマホのVPNをオフにすると起きる7つの変化

1. 通信の安全性:フリーWi‑Fiが一気に“素っ裸”になる

一番大事なのはここです。

VPNオンのとき

  • カフェや駅のフリーWi‑Fiでも、通信は暗号化されたトンネルの中
  • 悪意ある人が同じWi‑Fiにいても、内容はほぼ読めない
  • ログインIDやパスワード、クレカ情報などの漏えいリスクがグッと下がる

VPNオフにした瞬間

  • フリーWi‑Fiでは、暗号化されていない部分は“ほぼ見放題”
  • 特に古いサイト(http)は中身丸見え
  • 同じWi‑Fi内にスニッフィングツールを仕込んでいる人がいれば、
    ログイン情報などを盗まれる可能性もある

最近はhttpsのサイトが増えたとはいえ、すべてではありません。
しかも、アプリの通信がどこまでちゃんと暗号化されているかは、一般ユーザーからは見えないのが怖いところです。

デジタル社会では「データ=通貨」のようなもので、メールアドレスから閲覧履歴まで、あらゆる情報が盗まれて売買され得ると指摘されています。
(出典: slovenskenovice「Vaše podatke prodajajo naprej – kako se zaščititi?」)

特に危険度が高いのは:

  • 公共のフリーWi‑Fiで
    • ネットバンキング
    • クレカ決済
    • パスワードの再設定
      をするタイミングでVPNをオフにしている状態です。

👉 この3つをやるときは、必ずVPNオン+可能なら自分の4G/5G回線を使う、がガチでおすすめです。


2. プライバシー:誰にどこまで“見られるか”が変わる

VPNをオフにすると、以下の相手に見える情報が変わります。

a. 通信事業者(キャリア・プロバイダ)

  • オフ:
    • どのサイトにアクセスしたか(ドメインレベル)
    • どのサービスにどれだけ通信したか
      をかなり細かく把握可能
  • オン:
    • VPNサーバーへの通信しか見えない
    • その先のサイト名や中身は分かりにくい

海外では、ユーザーのデータを広告目的に利用・販売する動きが問題視されています。
「データが新しい通貨」と言われる時代なので、“キャリアにもできるだけ見せたくない”という人はVPNオンが理屈として合っています。

b. サイト運営者・広告ネットワーク

VPNオフにすると:

  • 本来のIPから「日本・〇〇県くらい」までは分かる
  • その情報を元に、「近くの店の広告」や「地域限定キャンペーン」など、ローカライズされた広告が増える
  • トラッキングクッキー+IP情報で、行動履歴が長期的に紐づけられやすい

VPNオンならIPはVPNサーバーのものに置き換わるので、
「どの国(どのサーバー)から来ている人か」までは分かっても、あなた個人への紐づけは弱くなります。

c. SNSやX(旧Twitter)の位置情報

Xは、プロフィールに国ベースの位置を表示する機能を準備中と報じられていますが、
これはIPアドレスなどから推定される国情報が使われる可能性があります。
(出典: piunikaweb「X update to reveal accounts’ location may arrive this week」)

VPNオフ ⇒ 日本のIP ⇒ 日本のユーザーとして判定されやすい
VPNオン ⇒ 海外サーバー ⇒ 別の国として判定されるかも、というイメージです。


3. 地理制限・動画配信:VPNオフで“日本版”に戻る

VPNを海外サーバーに繋いでいる人が真っ先に気づくのがここです。

VPNオン(海外サーバー)

  • Netflix, Amazon Prime Video などで、
    海外向けのラインナップが見られることがある
  • 一方で
    • 日本向けコンテンツが見られなくなったり
    • そもそも「VPN接続が検出されました」とブロックされたり
      するケースも増えている

VPNオフ

  • 「日本からの接続」として扱われる
  • 日本向けコンテンツ・日本版のアプリストアが基本に戻る
  • 海外専用コンテンツは見られなくなることが多い

⚠️ 注意
動画配信サービス側は、VPNを使った地域制限の回避に対して結構シビアです。
規約違反になる可能性があるので、「グレー」という自覚は持っておいたほうがいいです。


4. 通信速度・ゲーム:オフにすると速くなるが、ラグの理由はそれだけじゃない

VPNを挟むと、どうしても経路がワンクッション増えるので、

  • オン:わずかに遅くなる or レイテンシ(ping)が伸びる
  • オフ:最短ルートで通信できる → 速度が出やすい

という傾向があります。特にオンラインゲームでは、

  • VPNオンだと
    • サーバーとの距離が遠くなり
    • ラグやピンの跳ね上がりの原因になることも

なので、純粋にゲームのラグを減らしたいだけなら、VPNオフの方が有利なことが多いです。

ただし、最近は5GやWi‑Fi 7ルーターなど高速化も進んでいて、
VPNを挟んでも体感差がほぼないケースもあります。
(参考:5G対応ルーターの普及動向が報じられています。tom’s Hardware など)


5. データ通信量・速度制限:キャリアに「使い方」を見られやすくなる

日本のキャリアは、一定以上のデータ利用で速度制限をかけることがあります。

  • VPNオンでも、総データ量自体は当然カウントされるので、制限を避けることはできません
  • ただし、VPNオフだと
    • どのサービスにどれだけ使ったか がよりハッキリ見えます

一部の国では、動画やP2Pなど特定サービスだけを絞る「スロットリング」が問題になってきました。
日本では現時点でそこまで露骨な例は目立ちませんが、通信内容を見て制御しようと思えばできる立場にあるのは事実です。

VPNオフにすることで直ちに損をするわけではありませんが、
「使い方のプロファイルをなるべく渡したくない」なら、オンを維持する意味はあります。


6. スマホのバッテリー・発熱:ほんの少し軽くなることが多い

VPNアプリは、常に暗号化・復号を行うので、多少なりともCPUに負荷をかけます。

  • VPNオン:
    • 暗号化処理で電池消費がやや増える
    • 長時間の動画視聴やテザリング中は、発熱が増えることも
  • VPNオフ:
    • 負荷が一つ減るので、その分バッテリーは持ちやすくなる

とはいえ、最近のスマホ+まともなVPNなら差は“ちょっと”レベルです。
「VPNのせいでバッテリーが半分になる」なんてことはまずありません。

バッテリーを気にするなら、

  • 画面の明るさ
  • ゲーム・動画の時間
  • 常時位置情報ONのアプリ

などの方がよほどインパクト大です。


7. 法律・規制リスク:世界的にはVPNへの視線が厳しくなりつつある

日本では、現時点(2025年11月)でVPNを使うこと自体は合法です。
ただ、世界に目を向けると、VPNを規制しようとする動きが出てきています。

  • アメリカの一部では、未成年保護を理由にVPN禁止の議論まで出てきており、
    専門家からは「技術的に非現実的な上に、学生や弱い立場の人の安全をむしろ脅かす」と批判されています。
    (出典: clubic「Interdire les VPN, ca y est l’idée fait son chemin aux États-Unis」)

これは裏を返すと、**「VPNがあれば守れるプライバシーや安全が本当にある」**からこそ、
規制の対象になるくらい重要なツールになっているということでもあります。

VPNをオフにすること自体に法的リスクはありませんが、
「そもそもVPNが何のために存在しているのか」は頭の片隅に置いておくと、使いどころの判断がしやすくなります。


データスナップショット:VPNオン/オフで何が変わるか一覧

📱 状態🔐 セキュリティ🕵️ プライバシー⚡ 速度・ラグ🎬 動画配信・サービス🔋 バッテリー
VPNオン(自宅Wi‑Fi)高い:盗み見に強い高い:IPがマスクされるやや低下:ごくわずか遅くなることも日本or海外サーバー次第で◯/△やや減りが早い程度
VPNオン(フリーWi‑Fi)非常に高い:必須レベル高い:事業者からもボカせる混雑+VPNで遅く感じる場合ありVPNブロックされるサービスもオンでもオフでも大差なし
VPNオフ(自宅Wi‑Fi)中:暗号化されていない部分は見える中:キャリア・プロバイダに行動が見えやすい速い:ゲーム向き安定:日本向けサービスと相性良やや有利:負荷が一つ減る
VPNオフ(フリーWi‑Fi)低い:盗み見リスク大低い:誰に何を見られてもおかしくない速度はWi‑Fi依存:混雑しがち接続はしやすいが安全性に難あり差は小さいがオンよりは軽い

ざっくり言うと、フリーWi‑Fiでは「VPNオン一択」、自宅や職場のWi‑Fiでは「速度かプライバシー、どちらを優先するか」でオン/オフを使い分ける、が現実的な落としどころです。


どんなときにVPNをオフにしても“まあOK”か?

「じゃあ、どの場面ならオフにしてもそこまでヤバくないの?」という話もしておきます。

オフでもまだマシなケース

  • 自宅・職場など
    • 信頼できるパスワード付きWi‑Fi
    • 他人がほぼ入ってこれない環境
  • やっていることが
    • ニュースサイトを見る
    • YouTube・音楽を聴く
    • ゲーム(アカウント連携や課金が絡まない範囲)
      など、万一覗かれてもダメージが小さい用途に限られるとき

それでも、ログインするサービスや個人情報の入力が絡むなら、できればVPNオンに寄せた方が安全です。


絶対にVPNをオンにしてほしい場面ベスト5

逆に、ここだけは「絶対オンにしとけ」と言いたいシーンです。

  1. フリーWi‑Fiでのネットバンキング
  2. オンラインショッピングでのクレカ決済
  3. パスワードの再設定・2段階認証の登録
  4. 機密性の高い仕事のメール・ファイル送受信
  5. パブリックな場所からの長時間テザリング

さらに言えば、クラウドストレージやパスワードマネージャーなど、
**“中身が漏れたら一生モノのダメージになるサービス”**を使うときは、
VPN+強固な暗号化をセットで使うのが理想です。

例えば、クラウドストレージでも暗号化を売りにしたサービスが評価されており、
TechRadarではpCloudの暗号化とパスワード管理のセットが、長期的なクラウドセキュリティ対策として紹介されています。
(出典: techradar「This pCloud Black Friday bundle could solve your cloud security for a lifetime」)


無料VPNをオフにするより“そもそも変える”べき理由

「バッテリーも気になるし、無料VPNをこまめにオン・オフして節約してるんだけど…」
という人もいると思いますが、ぶっちゃけると、

無料で怪しいVPNをオンにするくらいなら、
オフで素の回線+信頼できるサイト・アプリを使う方がまだマシ

というケースもあります。

理由はシンプルで、

  • VPN事業者は、あなたの通信を**全部通す“中継点”**になる
  • 信頼できない運営だと
    • 通信内容の覗き見
    • ログの長期保存
    • 第三者への販売
      など、最悪なやり方ができてしまう

世界では、ユーザーデータが広告会社などに再販売される事例が問題視されており、
「タダほど高いものはない」がVPNでも当てはまりやすい状況です。
(出典: slovenskenovice 前掲)

結論:

  • 「謎の無料VPNをオン」 < 「VPNオフ+httpsサイト+2段階認証」
  • 一番いいのは「信頼できる有料VPNを常用」

この3段階で考えてもらうと分かりやすいと思います。


MaTitie 見せ場の時間:なぜちゃんとしたVPN(NordVPN)を推すか

ここからは、Top3VPNのパートナーでもある MaTitie から、少しだけ宣伝タイムです。

とはいえ、「なんでもいいからVPN入れろ」とは言いません。
さっき話した通り、**“変なVPNをオンにする方が危険”**な世界になっているからです。

2025年現在、個人的に日本の一般ユーザーに一番すすめやすいのは NordVPN です。

  • ノーログポリシーが第三者監査でチェックされている
  • 日本サーバーも海外サーバーも数が多く、速度が安定しやすい
  • スマホ・PC・タブレット・テレビまで幅広く対応
  • スプリットトンネルなど、
    「このアプリだけVPN経由」「このアプリは直で」みたいな細かい設定も可能

正直、マニア視点で見てもバランスが良く、
「とりあえず迷ったらコレでいいよ」と言いやすい仕上がりです。

気になる人は、まず30日間の返金保証を活かして、
自分のスマホ環境で“速度と使い勝手”を体感してみるのが一番早いです👇

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よくある質問(DMで聞かれがちなやつ)

Q1. VPNをオフにしても、XやInstagramに本当の位置情報はバレない?

A.
ざっくり言うと、「IPベースの国・地域」はけっこうバレます。

  • VPNオフ ⇒ 自宅やモバイル回線のIP ⇒ 日本のどのあたりか推測されやすい
  • VPNオン ⇒ VPNサーバーのIP ⇒ その国のユーザーとして見られる

Xは国ベースの位置表示機能を導入する動きが報じられていて、
IPから国が判断される可能性が高いです。

一方で、GPSのピンポイント位置はスマホの位置情報設定で制御できます。
「アプリに位置情報アクセスを許可しない」設定にしていれば、
地図上の現在地は送られません。

なので、
・位置をボカしたい → VPNオン+アプリの位置情報オフ
・地元のお店情報をちゃんと出したい → 自宅Wi‑Fi+VPNオフ+位置情報オン

みたいに使い分けるのがおすすめです。


Q2. 動画配信を見るときだけVPNをオン、普段はオフでもOK?

A.
現実的には、それでも大丈夫な人は多いです。

  • 自宅の安全なWi‑Fi+動画視聴だけ → オフでもそこまで危険度は高くない
  • 外のフリーWi‑Fi+ログイン・決済 → オフだとかなり危ない

なので、

  • 外出中(フリーWi‑Fi):必ずVPNオン
  • 自宅:
    • 動画・ゲーム中心 → 好きにオン/オフ
    • ネットバンキングや重要なやり取り → そのときだけVPNオン

みたいな「場面ごとの切り替え」がちょうどいい落としどころです。


Q3. 無料VPNをオン・オフしながら使ってるけど、危険?

A.
一番の問題は「無料かどうか」ではなく**“信用できる運営かどうか”**です。

  • 運営元がはっきりしている有名プロバイダの無料プラン
    → データ容量が少ない代わりに安全性はまだマシ
  • 正体不明の無料VPNアプリ
    → 通信中身を覗いて広告に使ったり、データを売ったりしてもバレにくい

オンにした瞬間から、あなたの通信はそのVPN事業者の目の前を流れていくので、
怪しいサービスに預けるくらいならまだ「VPNオフ+信頼できるサイト+2FA」の方がマシなケースもあります。

長く使うつもりなら、月コーヒー1〜2杯分くらいの料金で、有料の大手VPNに切り替えた方が結果的に安くつくことが多いですよ。


さらに学びたい人向け:関連トピック

VPNやオンラインプライバシーの周辺で、気になる人向けの記事も貼っておきます(英語・他言語あり)。

  1. 未成年のSNS利用禁止とアカウント削除の日程

  2. Windows 11のCopilot削除やApple CEO交代観測などのテックニュースまとめ

  3. アーティストの行動をめぐるSNS上の炎上事例


まとめ & NordVPNを試してみるなら

ここまでのポイントを超シンプルにまとめると、

  • フリーWi‑FiでVPNオフはガチで危険
  • 自宅Wi‑Fiなら、動画・ゲーム中心のときはオフでもOKな場面は多い
  • でも、ネットバンキングや重要なログインは、
    自宅でもVPNオンに寄せておく方が安心
  • 無料で怪しいVPNをオンにするくらいなら、
    オフ+2段階認証+信頼できるサービスの方がまだマシ
  • 一番ラクなのは、ちゃんとしたVPNを入れて基本オンで暮らすこと

その意味でも、ノーログ監査や速度面でバランスが良い NordVPN は、
「初めて有料VPNを使う日本のスマホユーザー」にとって、かなり無難な選択肢です。

30日間の返金保証があるので、

  • いつも遊んでるゲームでラグが増えないか
  • よく使う動画サービスがちゃんと見られるか
  • バッテリーの持ちにどれくらい影響があるか

など、自分のスマホ環境で実際に試してから決めるのがおすすめです。

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重要な判断を行う際は、必ず各公式サイトや専門家の最新情報をあわせて確認してください。